歯並びのタイプと治療例
歯並びのタイプと治療例

上下顎前突

  • TOP
  • 上下顎前突
上下顎前突

上下顎前突
(口が閉じにくい)

上下の前歯の傾きが前へ傾いている状態です。舌が内側から前歯を外に押す力が強く、口腔周囲筋(口輪筋など)の筋力が弱い場合、前歯が前へ傾く要因となります。矯正治療で、スペースが足りないのに無理やり歯を抜かずに並べた結果、前歯が前に傾いてしまうことがあります。

放置すると…

  • 口が閉じにくいことで口呼吸となり、むし歯や歯周病、口臭の原因となることがあります。
  • 無理に口を閉じたときにオトガイ部が緊張し、横顔などの審美性に影響することがあります。

上下顎前突の治療例

EXAMPLE OF TREATMENT

症例4-1

主訴 口が閉じにくい
年齢性別 23歳女性
診断 前歯部叢生を伴うアングルⅠ級上下顎前突
治療法 上下左右第一小臼歯抜歯によるマルチブラケットシステム
装置 表側矯正(プラスチック)、パラタルアーチ
治療期間 2年0か月 (通院回数24回)
費用 687,500円
+調節料(5,500円×24回)

*治療上のリスクとして歯根吸収、歯肉退縮、むし歯、歯肉炎、口腔粘膜の傷、歯の表面の亀裂、歯の骨性癒着、顎関節症があります。

治療前
症例
症例
症例
症例
症例
症例
治療中
症例
症例
治療後
症例
症例
症例
症例
症例
症例

叢生は少なかったのですが、上下前歯の唇側傾斜が大きかったため小臼歯抜歯を行った症例です。大臼歯の咬合は良好だったので維持しながら、前歯の後方移動を行いました。治療後、オトガイ部の緊張度と横顔は大きく改善しました。

症例4-2

主訴 上下の歯が前に出ている
年齢性別 23歳女性
診断 前歯部叢生を伴うアングルⅠ級上下顎前突
治療法 上下左右第一小臼歯抜歯によるマルチブラケットシステム
装置 表側矯正(上:セラミック、下:プラスチック)、パラタルアーチ
治療期間 2年6か月 (通院回数28回)
費用 731,500円
+調節料(5,500円×28回)

*治療上のリスクとして歯根吸収、歯肉退縮、むし歯、歯肉炎、口腔粘膜の傷、歯の表面の亀裂、歯の骨性癒着、顎関節症があります。

治療前
症例
症例
症例
症例
症例
症例
治療中
症例
症例
治療後
症例
症例
症例
症例
症例
症例

上下第一小臼歯の抜歯を行い、前歯の後方移動と叢生の改善を行った症例です。鼻呼吸と舌ポジションに注意しながら治療を進めました。治療後には良好な側貌へと変化し、口唇閉鎖時のオトガイ部の緊張は消失しました。