歯並びのタイプと治療例
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上顎前突

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上顎前突(上の歯がでている)

上顎前突
(上の歯がでている)

上の前歯や上あごが前方に出ている状態です。上顎骨の過成長、下顎骨の劣成長といった骨格に問題がある場合と、歯の位置と傾きだけに問題がある場合があります。指しゃぶりが長く続いたことや、習慣性の口呼吸が原因となることがあります。

放置すると…

  • 口が閉じにくく、口腔内の唾液が乾燥することでむし歯や歯周病、口臭の原因になることがあります。
  • 下の前歯の突き上げによってどんどん状態が悪くなる可能性があります。

上顎前突の治療例

EXAMPLE OF TREATMENT

症例2-1

主訴 前歯が出ているのを治したい
年齢性別 12歳女性
診断 正中離開と過蓋咬合を伴うアングルⅡ級Ⅰ類
治療法 非抜歯でのマルチブラケットシステム
装置 機能的矯正装置、表側矯正
治療期間 1年6か月 (通院回数18回)
費用 660,000円
+調節料(5.500円×18回)

*治療上のリスクとして歯根吸収、歯肉退縮、むし歯、歯肉炎、口腔粘膜の傷、歯の表面の亀裂、歯の骨性癒着、顎関節症があります。

治療前
症例
症例
症例
症例
症例
症例
治療中
症例
症例
治療後
症例
症例
症例
症例
症例
症例

上顎前突と正中離開の見られた症例です。臼歯の咬み合わせも上顎前突傾向で、上下の前歯間に距離がありましたが、下顎の成長を見越して歯を抜かずに治療を行いました。期待通りに下顎骨が前方へ成長し、臼歯前歯ともに良好な咬合となり、側貌も改善しました。

症例2-2

主訴 前歯が出ているのを治したい
年齢性別 14歳女性
診断 アングルⅡ級Ⅰ類
治療法 上顎両側第一小臼歯抜歯によるマルチブラケットシステム
装置 表側矯正(プラスチック)、パラタルアーチ
治療期間 2年2か月 (通院回数24回)
費用 687,500円
+調節料(5,500円×24回)

*治療上のリスクとして歯根吸収、歯肉退縮、むし歯、歯肉炎、口腔粘膜の傷、歯の表面の亀裂、歯の骨性癒着、顎関節症があります。

治療前
症例
症例
症例
症例
症例
症例
治療中
症例
症例
治療後
症例
症例
症例
症例
症例
症例

上顎臼歯が下顎臼歯に対して一歯分前方にあった症例です。下顎の叢生は少なかったため、上顎のみ小臼歯抜歯を行いました。抜歯スペースは上顎前歯の後方移動に用い、上下前歯が正常な位置関係となりました。

症例2-3

主訴 前歯が出ているのを治したい
年齢性別 29歳女性
診断 前歯部叢生を伴うアングルⅠ級歯性上顎前突
治療法 上下顎両側第一小臼歯抜歯によるマルチブラケットシステム
装置 表側矯正(プラスチック)、パラタルアーチ
治療期間 2年6か月 (通院回数26回)
費用 687,500円
+調節料(5,500円×26回)

*治療上のリスクとして歯根吸収、歯肉退縮、むし歯、歯肉炎、口腔粘膜の傷、歯の表面の亀裂、歯の骨性癒着、顎関節症があります。

治療前
症例
症例
症例
症例
症例
症例
治療中
症例
症例
治療後
症例
症例
症例
症例
症例
症例

上顎前歯の唇側傾斜が大きかった症例です。上顎の抜歯スペースは上顎前歯の舌側移動に利用しました。下顎の抜歯スペースは前歯部の叢生改善と臼歯の前方移動に利用しました。治療後、前歯の傾斜角度は標準値へと改善しました。