歯並びのタイプと治療例
歯並びのタイプと治療例

過蓋咬合

  • TOP
  • 過蓋咬合
過蓋咬合(咬み合わせが深い)

過蓋咬合
(咬み合わせが深い)

前歯の咬みこみが深く、下の前歯がほとんど見えない状態です。下顎の成長不足や臼歯の高さが低いことなどが原因となります。上顎前突と併発して起こることがあります。

治療のメリット

  • 下顎前歯による口蓋粘膜や上顎前歯への突き上げを解消します。
  • 下顎の運動制限を解消し、顎関節への負担を解消します。
  • 笑った時に歯ぐきが見えにくくなり、審美性の改善が期待できます。

など

過蓋咬合の治療例

EXAMPLE OF TREATMENT

症例5-1

主訴 歯並びを治したい
年齢性別 12歳女性
診断 過蓋咬合を伴うアングルⅡ級Ⅱ類
治療法 上顎左右第一小臼歯抜歯によるマルチブラケットシステム
装置 表側矯正(プラスチック)、パラタルアーチ
治療期間 2年8か月 (通院回数30回)
費用 687,500円
+調節料(5,500円×30回)

*治療上のリスクとして歯根吸収、歯肉退縮、むし歯、歯肉炎、口腔粘膜の傷、歯の表面の亀裂、歯の骨性癒着、顎関節症があります。

治療前
症例
症例
症例
症例
症例
症例
治療中
症例
症例
治療後
症例
症例
症例
症例
症例
症例

前歯の咬みこみが深く、上顎前歯の歯ぐきが見え過ぎていた症例です。大臼歯の位置関係は上顎が前方にあったため、上顎のみ第一小臼歯を抜歯し、前歯の後方移動と大臼歯の前方移動に利用しました。上顎前歯の唇側傾斜と圧下により、前歯の被蓋は改善しました。

症例5-2

主訴 前歯が出ているのと咬み合わせが深いのが気になる
年齢性別 24歳女性
診断 叢生と過蓋咬合を伴うアングルⅠ級歯性上顎前突
治療法 上下左右第一小臼歯抜歯によるマルチブラケットシステム
装置 表側矯正(プラスチック)、パラタルアーチ
治療期間 2年10か月 (通院回数32回)
費用 687,500円
+調節料(5,500円×32回)

*治療上のリスクとして歯根吸収、歯肉退縮、むし歯、歯肉炎、口腔粘膜の傷、歯の表面の亀裂、歯の骨性癒着、顎関節症があります。

治療前
症例
症例
症例
症例
症例
症例
治療中
症例
症例
治療後
症例
症例
症例
症例
症例
症例

下顎前歯が上顎の歯肉に当たっていた症例です。上下の第一小臼歯を抜歯し、上顎前歯の突出と下顎前歯の叢生を改善しながら、上下とも圧下も行いました。治療後の前歯の咬み合わせは浅くなり、下顎前歯の口蓋粘膜への突き上げは改善しました。