歯並びのタイプと治療例
歯並びのタイプと治療例

叢生

叢生

叢生(がたがた)

歯が重なり合って生えている状態です。歯の幅が大きい、あるいは顎が小さい場合に、歯が生えるためのスペースが不足して起こります。乳歯のむし歯や早期脱落がスペース不足の原因となることもあります。

治療のメリット

  • 歯みがきがしやすくなり、むし歯や歯周病、口臭を予防しやすくなります。
  • 滑舌が良くなり、言葉の発音がしやすくなります。
  • 特定の歯への咬合力の集中をふせぎ、歯の寿命を伸ばす効果が期待できます。

など

叢生の治療例

EXAMPLE OF TREATMENT

症例1-1

主訴 八重歯を治したい
年齢性別 13歳女性
診断 犬歯の低位唇側転位を伴うアングルⅡ級叢生
治療法 上顎左右側第一小臼歯、下顎左右側第二小臼歯抜歯によるマルチブラケットシステム
装置 表側矯正(プラスチック)、パラタルアーチ
治療期間 2年4か月 (通院回数26回)
費用 687,500円
+調節料(5,500円×26回)

*治療上のリスクとして歯根吸収、歯肉退縮、むし歯、歯肉炎、口腔粘膜の傷、歯の表面の亀裂、歯の骨性癒着、顎関節症があります。

治療前
症例
症例
症例
症例
症例
症例
治療中
症例
症例
治療後
症例
症例
症例
症例
症例
症例

右上の犬歯が歯列からはみ出し、正中がずれていた症例です。スペース不足解消のために小臼歯を抜歯しました。大臼歯の咬み合わせも改善するため、下顎の大臼歯を一歯分前方に移動しました。臼歯と前歯の咬合は改善され、上下正中が一致しました。

症例1-2

主訴 上下の歯のがたがたが気になる
年齢性別 26歳女性
診断 犬歯の低位唇側転位を伴うアングルⅠ級叢生
治療法 上顎左右側第一小臼歯、下顎左右側第二小臼歯抜歯によるマルチブラケットシステム
装置 表側矯正(プラスチック)、パラタルアーチ
治療期間 2年6か月 (通院回数30回)
費用 687,500円
+調節料(5,500円×30回)

*治療上のリスクとして歯根吸収、歯肉退縮、むし歯、歯肉炎、口腔粘膜の傷、歯の表面の亀裂、歯の骨性癒着、顎関節症があります。

治療前
症例
症例
症例
症例
症例
症例
治療中
症例
症例
治療後
症例
症例
症例
症例
症例
症例

左右の犬歯の萌出スペースが無い、いわゆる八重歯の症例です。上下小臼歯の抜歯スペースを叢生改善に利用しました。歯並びが改善したことで口元の緊張感は解消され、良好なスマイルとなりました。