舌側矯正
矯正治療

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舌側矯正

舌側矯正
(リンガルブラケット)

歯の裏側に付ける装置を舌側矯正装置といいます。 表からは全く見えず、他の人に知られることなく矯正治療を終えることができます。 最近の舌側矯正装置は小型化され、効率的な設計となっているため、従来のものよりも違和感が少なく、歯が動く時の痛みが軽減され、治療期間が短縮できるようになりました。

舌側矯正のメリット

BENEFITS

1表から装置が見えない

歯の裏側に装置をつけるので表からは見えず、他人に気づかれることなく治療が進みます。舌側矯正の最大のメリットと言えます。受付、窓口など接客のお仕事をされる方に人気です。

2むし歯になりにくい

歯の裏側は唾液の自浄作用がよく働き歯垢がたまりにくいので、表の装置に比べるとむし歯になりにくいです。

3前歯を後ろに下げやすい

舌側矯正装置は固定源となる奥歯を動きにくくするため、前歯の後方移動を容易に行うことができます。

4後戻りしにくい

舌で歯の裏側を押してしまう癖(舌癖)が不正咬合の原因になることがあります。無意識に起こる舌癖が治らなければ、矯正治療後に歯が後戻りしてしまう可能性が高くなりますが、舌側矯正では矯正治療中に舌癖を解消することが期待できます。

舌側矯正のデメリット

  • 他の方法と比べて高価である
  • 患者さんによっては発音が難しくなることがある
  • 治療中に一時的に物が噛みにくくなる
  • 難症例では治療期間が長くなる可能性がある

舌側矯正治療例

EXAMPLE OF TREATMENT

症例L-1

主訴 がたがたを治したい
年齢性別 34歳女性
診断 アングルⅠ級叢生
治療法 上下顎第一小臼歯抜歯によるマルチブラケットシステム
装置 舌側矯正、矯正用アンカースクリュー
治療期間 2年11か月 (通院回数33回)
費用 1,110,000円
+調節料(5,500円×33回)

*治療上のリスクとして歯根吸収、歯肉退縮、むし歯、歯肉炎、口腔粘膜の傷、歯の表面の亀裂、歯の骨性癒着、顎関節症があります。

治療前
症例
症例
症例
症例
症例
症例
治療中
症例
症例
治療後
症例
症例
症例
症例
症例
症例

上下舌側矯正を装着した症例です。前歯の後方移動の際にはアンカースクリューを利用し、大臼歯の良好な咬合を崩さないように注意しながら叢生の治療を進めました。

症例L-2

主訴 歯並びを良くしたい
年齢性別 24歳女性
診断 アングルⅠ級叢生
治療法 非抜歯でのマルチブラケットシステム
装置 舌側矯正
治療期間 1年10か月 (通院回数16回)
費用 1,110,000円
+調節料(5,500円×16回)

*治療上のリスクとして歯根吸収、歯肉退縮、むし歯、歯肉炎、口腔粘膜の傷、歯の表面の亀裂、歯の骨性癒着、顎関節症があります。

治療前
症例
症例
症例
症例
症例
症例
治療中
症例
症例
治療後
症例
症例
症例
症例
症例
症例

歯列弓の拡大と、歯の隣接面を磨くことによりスペースを確保しました。治療終盤には顎間ゴムを使用して咬み合わせを調整しました。